下記の仮説に基づいて、10年ぐらい試しました。結果として、まぁうまくいったのかなー。だからこの仮説検証の実験は終わり!次のぶっとんだ仮説を作って、仕込んでるよ。さて、何でしょうw。
当時は私がめちゃくちゃな事言っていると思っている人も多かったと思うけれども、今や、何というか当たり前ーって感じる方も多いのでは?SNSはただ使うのでなく、使い方!!そして、新しいコミュニティーに飛び込む勇気!!
SNSの理論はすぐに使えなくなる?
過去にSNSに関する論文書いたり、セミナーしてたりしてましたが、意外と今でも使えます。
ソーシャルメディア研究家というと、すごく怪しい感じがします。
私自身も昔使っていましたし、結構、同じような名前を使っていた人も多くいました。
面白い事に、ほぼほぼ淘汰されているのではないでしょうか。
多くのマーケッターなどが使うようになってから、怪しいというイメージがどうしても先行してしまいます。
ただ、私自身はソーシャルメディア研究家と名乗っていても恥ずかしくないと思っています。
それは、修士論文をSNSの教育利用に関する研究で、修士号とりましたし、査読付きの国際会議に2本通ってます。
過去に作った資料に目を通したときに、ソーシャルメディアの事を書いてあるけれども、本質は古くならないなと思い、紹介したいと思います。
そして、フォロワーも6万人程います。
大げさではなく、SNSで私は人生変わりました。
人間は、基本的には「変わりたいと思っていても、なかなか行動できない」ということが前提にあります。そこで必要なのは、環境を変える、行動をするということです。
好きな論文の一つ:弱いつながりの強さ
私の好きな論文の一つに弱いつながりの強さという論文があります。
弱いつながりは重要だよいう論文です。
身近な人(親族やよく会う友達)よりも、あまり会わない人のほうが、実は有益な情報をもたらしてくれるという論文です。
興味のある方はThe strength of weak tiesというタイトルなので、調べていただけたらと思います。
この論文1973年に出されたものです。Twitterを使い始めたときに、この論文と出会い、衝撃を受けました。
そもそも1973年にこんな事を考えていた人がいるなんて!!という驚きと、Twitterというツールがあるので、より実践的に試せるかもしれないということを。
そこで、一つの仮説として、弱いつながりをたくさんつくれば幸せになるのではないかと思いセミナーを開いたり、セミナーに参加したり、ありとあらゆるところに参加しました。
あとはたくさんTwitterでつぶやきました。そこから、つながりを作ろうと。
多いときには1日250回もつぶやいた事もありました。
結果として、本にも、私の活動を取り上げていただきました。
会社経営者の方にもたくさん出会い、マラソンに誘われ、それが、100km、砂漠マラソンへとだんだん進化しました。
そのつながりもあり、サラリーマン家庭に育ったにも関わらず、起業という選択肢をとることができました。
もともとは学校の先生になりたかったという経緯があり、教員免許も持っています。
今思えば、学校の先生かサラリーマンぐらいしか、身近にいなかったのですよね。だから、そもそもそれ以外の職業を知らなかったのです。恥ずかしながら。
ここで、ポイントなのは、Twitterを使えばこうなるというわけではありません。
Twitterを使って、興味のある人を見つけ、直接お会いすることが大切です。
興味のあるコミュニティに入っていき、今いるコミュニティや組織から一歩外の世界をみること。
身内でTwitterなどのSNSツールを使っても何も変わりません。
弱いつながりを作れるかどうかです。
注意としては、SNSの利用方法です。SNSの利用は無駄なのか。
様々な研究がされていますが、身近な人に嫉妬したり、落ち込んだり。いらない情報が流れてきて、時間を無駄にしたり。そういう結果が多いです。
人生を変えるぐらいに有効活用するには、今いる場所から脱却し、弱いつながりを作っていくしかありません。
SNSをデータでみる
令和2年通信利用動向調査の結果より引用
これを見ると、新たな交流を作る、自分の情報発信するという目的でSNSを使っていれば、それだけで全体の15%に入ることができます。
趣味で使うなら、全然構わないですが、ビジネスで使うのであれば、情報収集だけでは、もったいないなと。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
ソーシャル・キャピタルの最大化
弱いつながりを作ったあとは、コミュニティを形成していきます。
そして、ソーシャル・キャピタルの最大化を目指します。
ソーシャル・キャピタルとは個人やグループが持つ社会的なネットワーク、信頼関係、相互理解などの資源となります。より、簡単にかけば、信頼です。
学校や会社だけで、順応できる人は良いのですが、そうでない人は、息苦しさを感じます。いろいろな価値観があり、自分に波長の合うコミュニティが昔に比べれば、はるかに見つけやすいです。