ホームページ制作やWeb集客をバリバリしている人が言うのもおかしいですが、
最終的にホームページをなくなっても、口コミやリピーターで行列ができている状態が一番の理想だと思っています。
うちの近所にパン屋があります。
パン屋なんて、近所にたくさんあります。
でも、ほぼそこでしか買いません。
手軽なお土産を上げる時は、そこでパンを買うことが多いです。
理由は簡単で、圧倒的に美味しいからです。
素材も一流の物を使い、日々変わる温度や湿度に合わせて、微調整しつつ、全て手で作る。
開店当初はあまりお客様がいませんでした。
ただ、1年たったら、けっこうお客様がいます。
そして、遠くから買いに来る人がけっこういます。
車のナンバーを見ても、30分ぐらいかかるのではないかな?
と思うケースも結構あります。
そこのパン屋、別に広告を出しているわけではありません。
Webもあまりやってません。ただ、ちょっとinstagramをやっているだけです。
ただ、Instagramに焼き上がりのパンなどをアップするとすぐに売れてしまうケースもあります。
誤解してはいけないのは、どのパン屋でも通用する話ではありません。ここのパン屋のお客様は皆、圧倒的に美味しいパン屋であるということを認識しているからです。
Webは商品やサービスと潜在的なお客様にアプローチすることはできますが、
その後は、本当にいい商品やサービスを提供しない限り、ずっと新規顧客開拓をし続けなければいけません。
私であれば、新規顧客開拓なんて、極力したくないです。その時間があれば、より、今のお客様にいいサービスを提供したいと思っています。
それが、Web集客の限界だと思っています。
いつも、パンを買いながら、これが理想的だなといつも考えています。
もう少し、踏み込んだ事を書くと、Webの広告も前はテレビなどで一斉に流すのが主流でしたが、だんだん、男女、年代別、個人に合わせて、出せるようになってきました。
日本の人口も減っていきます。パン屋を例に、機械化すれば、大量にパンを作れるけれども、きっと、そのお店はつぶれるでしょう。
地域や個人に合わせて、尖った作品を作る。これが今後の日本においては、重要になってくるでしょう。
過去にこんな記事も書きました。パン屋がネタ元です。