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シンプルなKPT法:振り返りの大切さ

振り返りの効果

仕事をやりっぱなしにすると、うまくいかない理由は、振り返りが行われないことによる学びや改善の機会の喪失です。

振り返りが大事である理由を4点あげます。

成長の機会

振り返りを行うことで、自分自身やチームの成長を促進できます。
過去の経験から学び、改善点を明確にすることで、同様の問題に対処する能力が向上します。

効率の向上

振り返りを通じて、自分やチームの作業プロセスを評価し、改善策を見つけることができます。
効率的な方法を見つけることで、時間やリソースの節約に繋がり、全体的な生産性が向上します。

問題解決能力の向上

振り返りによって問題や課題を特定し、解決策を見つけることができます。このプロセスにより、問題解決能力が向上し、将来的に同様の課題に直面したときに迅速に対応できるようになります。

目標達成の確認と調整: 振り返りを行うことで、目標に対する進捗状況を評価し、必要に応じて目標を調整することができます。これにより、目標達成のための計画が最適化され、成功への道筋が明確になります。

 

私自身の経験

振り返りの大切さに気づいたのは、高校生の時。

テニスノートをつけさせられていました。

だんだんとつけているうちに、自主的にも書くようになりました。

それが、テニスだけでなく、受験や仕事にも役立ちました。ただ、ボールを打っているだけでは、うまくいかないのですよね。

高校時代、定時制も併設されている高校だったので、部活動の時間が1時間しかなく、そのうち、ボールを打てるのはたったの30分です。その中で、どうすれば、都立高校の中で団体戦で一番になれるのかを悶々と考えていました。

そうなると、結局のところ、一球一球の質を上げていくしかありません。

 

振り返りというと、反省会のように、ただ、悪かったことだけを延々と話して終わりという場合もあります。

いろいろな振り返り方法を試したのですが、KPT法が一番シンプルで、良いと思っています。

私が、Webまわりのサポートをするとき、極力、このKPT法に沿って、サポートをさせていただいています。

KPT法とは

KはKeepの略。
良かったことや継続したいことを箇条書きで書き出す。

PはProblemの略
問題点を書き出す

TはTryの略
KeepやProblemからTryを書き出す。

 

楽天時代にKPT法をプロジェクトで使っていて、他にもいろいろと試したのですが結局、KPT法に落ち着きました。何だかんだで、すごくシンプルです。

 

あと、ただ、振り返りをしましょうというミーティングだと、どこを着地点にするのかわからなくなってしまう場合があり、また他の振り返りだと、細かすぎてしまうケースも多く、そのバランスが良いということで、私は重宝しています。

極力、毎日、毎週、毎月、3ヶ月、半年、1年単位でやるようにしています。

KPT法の書き出し方:付箋がオススメ

一人でやるときは、テキストエディタにKPTを箇条書きで書きます。

ただ、チームでやるときは、付箋がおすすめ。

チームでの振り返りはこんな感じがオススメです。

・最初に5分ぐらい時間を取る

・付箋に一つずつ書いていく

・時間がたったら、KPTのボードに貼る

・それを見ながら、振り返りをする。

KPT法を実施するタイミング

これは、個人の振り返りでも有効ですし、チームでの振り返りにも有効です。
だいたいはプロジェクトの後など、区切りの時にやると良いです。

 

私はコンサルティングを行うときにもよく使いますし、毎週、毎月の私の振り返りにも使っています。

 

KPTのよくある問題点

まずは、難しく考えず、どんどん出していく。

 

振り返りだと、Problemに焦点がいきやすいので、ProblemとKeepを同数にするぐらいの意識が必要。要するに、Problemだけに着目しないようにする。チームの雰囲気が暗くなってしまう。

 

Tryは出していくのは良いけれども、その後、大きく一つか2つに集中して、改善していくのが良い。いきなり全部をやろうとすると、結局やらない事が多い。

具体的に

こんな感じで使っています。

トレーニング記録2019年3月の振り返り

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