ここでは、Google Analyticsのユニバーサルアナリティクスについての説明をしています。
はじめに。
2021年3月現在、一つ前のバージョンとなります。私は、新しいAnalyticsとこのユニバーサルアナリティクスの併用し、既存のWebサイトであれば、ユニバーサルアナリティクスを中心に分析することをおすすめします
よく、Google Analyticsの質問を受けます。とはいえ、その裏に潜んでいるのは、Webで売上を上げたいということに尽きるでしょう。
書店には、Analyticsに関する分厚い書籍もたくさん売ってます。そして、いろいろな分析ができます。
ただ、Webの初心者にとっては、たくさん情報があるけれども、結局何を見たら良いのかよくわからない。そもそも、見方がわからないという方もたくさんいらっしゃいます。
Google Analyticsを見れば、たくさんの数字を見ることができます。大きなサイトではない限り、実は、みるべき数値は本当に少しです。
そこで、日々、これだけは確認しておいた方がよいという数値に関して、ここで共有させていただきます。
まず、最初は下記の4つだけの数値を見ることに専念してください。
- PV
- どのページにアクセスがあるか
- 上位のチャネル
- 直帰率
なれてきたら、あの数値どうなのだろう?とかいろいろと興味を持つようになってきます。
また、最初に見るべき項目を増やしすぎると、結局、続かない、訳がわからないという問題になります。
PV
PV(ページビュー)、アクセス数だと思ってください。
単純に、1人が1ページみたら、1、2ページみたら2となります。
基本的には多ければ多い程良いです。この数値をいかに増やしていくのかが、Web戦略の基本となります。
【見る方法】
Analyticsログイン後、行動 > 概要
から見る事ができます。
今月、昨月どちらがPVが多いか。
昨年と今年の月比較でどちらがPVが多いか。
極端に多い日や極端に少ない日は何をしていたのか
などを比べます。
PVが下がっていれば、上げるための施策をうちますし、今までの戦略を見直すきっかけになります。
PVが上がっていれば、施策は問題ないので、逆にその施策を増やしたりすることも考える必要があります。
どのページにアクセス数があるのか
1ページのサイトであれば必要ないですが、復数ページある場合、どのページにアクセス数があるのか把握する必要があります。
ブログやホームページはコンテンツを増やすだけが全てではありません。
忘れがちですが、1ページを改善していくことも非常に大切になってきます。
全ページ改善というと、途方も無い状況にもなるので、よく見られるページや、全くアクセスがないけれど、見てほしいと思うページを洗い出し、優先順位をつけた上で、1ページずつ、改善していくと良いです。
【見る方法】
Analyticsログイン後、行動 > 概要
から右下のページから、どのURLにどのページがアクセスがあるのか把握することができます。
上位のチャネル
これは、検索エンジン(Organic Search)、有料広告(Paid Search)、参照(Referral)などどこから、アクセスがきたのか把握することができます。検索エンジンに強いのか、SNSに強いのかなどわかります。
検索エンジンからアクセス数を獲得するのが難しければ、有料広告を考える、SNSを強化するなど、いろいろな戦略を取ることができます。
上級者はここでは、触れないですが、コンバージョン(目標)の設定を行うと、良いでしょう。
【見る方法】
Analyticsログイン後、集客 > 概要
直帰率
直帰率とは、1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが 1 ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。
トップページなど、様々なリンクがあるにも関わらず、直帰率が高い(50%以上など)場合は要注意が必要です。
引用元:直帰率 – アナリティクス ヘルプ
目標値の設定
目標値の設定をおすすめしています。専門用語でいうと、コンバージョンです。
コンバージョンはサイトによって、様々です。
例えば、お問い合わせ数、資料請求、商品の購入などがあります。
コンバージョンを定義することが大事です。
アクセス数が上がった!!!けれど、売上が上がらないなど、よくある間違いです。
この設定を忘れる(ホームページの意義)事も多いので、注意が必要です。
とはいえ、少し設定が複雑な場合が多く、すごく重要な設定なのですが、後回しにしても良いかもしれません。
お問い合わせや商品購入など、決まっている場合はチャレンジしてみても良いかもしれません。
キーワードを確認したい場合
実はAnalyticsでは大事な物が見ることができません。それはどの検索キーワードからの流入があるのかです。
見ることができるのですが、ほとんどがnot providedと表示されてしまいます。詳しい説明は避けますが、要するに、分析者の視点で書くと、どのキーワードできているのかわからないということです。
これを見るには、サーチコンソールというツールが必要です。こちらも必須です。
それはまたどこかで書きたいと思います。
最後に
数値を見る上で大事なことがあります。
それは、問題点や仮説を最初に洗い出しておくことです。
- アクセス数が気になる(先月比や昨対比を考える)
- どこからの流入が多いのかなど。
- SNSをやっている効果を測定したい
- Google広告との連動を知りたい
など。
同じ数値を見るにしても、仮説があるかないかで見え方が全然違ってきます。